ストレッサー

”ストレス”とは、機械工学用語で「物体のゆがんだ状態」を意味するもので、そのゆがませる要因を「ストレッサー」といいます。

「仕事がストレスだ」「あの人がストレスだ」などと言ったりしますが、実は、それらは、皆、ストレッサーなのです。

仕事がストレッサーとなり、鬱状態になった、不眠になった。

あの人がストレッサーとなり、食欲がなくなった、いつも緊張状態。と、いう具合です。

また、身体的な病気・怪我なども、生体にとっては軽傷重傷問わずストレッサーとも言えます。

鼻づまり、咳、かゆみ、痛み、むかむか、下痢が長く続くとき、イライラしたり、鬱々としたり、くよくよしたり、意欲がわいてこなかったりしませんか?

その他、ストレッサーには、環境(気温、湿気、天候、匂い、空間、色、音等々)や食べ物などがあります。*どれも、主観的な感覚が大切です。人が不快じゃないものを不快に思うのは敏感すぎる!ということはありません。

暑さ、寒さ、高湿度、ペンキの匂い、人との距離が取れない空間、長い移動距離、不快な音、チカチカする色に長時間晒されたとき、胃腸の調子が悪くなったり、頭痛がしたり、怠くなったり、酷く疲れたり、怒りっぽくなったりしませんか?

心身一体ですので、身体的ストレスは、心理的ストレスとなり、また、逆も然りです。

身体的症状が実は環境や食べ物、メンタルの影響だった!メンタル不調が、実は身体や環境、食べ物の影響だった!ということがあるかもしれませんね。