カウンセリング(その6)

セラピストは、お友達ではないけど、話を聞いて欲しい人でしょう。

カウンセリングでは、クライエントさんの目標(治療目標)を定め、達成するためにどうしたらいいか考えながらお話を伺います。

セラピストが、”カウンセリングを受けることで、どうなりたいか?”と伺うこともありますが、カウンセリングが進む中で、特に話し合うことがなくても、双方が目標に向かっていることもあります。

最初から”どうなりたいか”ということが分らなくてもいいのです。セラピストも初回カウンセリングから判断できるわけでもありません。

クライエントーセラピストで探索(模索)しながら目標を見つけ、それに向かって進んでいく共同作業がカウンセリングなのです。

また、目標に向かうまでの道のりは、人それぞれで、

目標地点が10Kmの道のりだとしたら、既に5Km地点に居る人、スタート地点に居る人、スタート地点手前の人など様々です。

また、道にはたくさんの障害物があったり、きつい坂があったり、行けると思っていたのに行き止まりだったりと色んな様子があります。

道の様子はクライエントさんの状態であり体験を指していますが、舗装、架設、足場を組む等たくさんの準備が必要になる人もおられますので、回復に要する時間もそれぞれです。

当オフィスでは、準備にも治療にも神経や体の感覚にアプローチします。

なぜなら、行動・思考、感情の源は身体感覚ですから!